CATEGORY ： 未選択 先端恐怖症 2008/05/09 Fri TB ： CM ： 0 △

突きつけられた切っ先が喉元で震えている

刺しちまえよ、いっそひと思いに
なんで君が震えてんだ

このまま時が過ぎるほどいきたくなくなってしまうけど
君はやっぱり残酷なんだ
そこで刃をぐらつかせるだけ
本当に怖きゃ下ろせばいいのに
まあどちらにせよ僕のこころは堕ちるだけ

君の言葉は嘘ばかりだな

助けようと思うならちゃんと思いを遂げてくれないか


ほら時間が経って消えてた気持ちがまた滲み出した
そんなときに限って君の覚悟が固まってしまうのは
やっぱり君が残酷だからだろうな


刺さった刃は次第に熱を帯びていった

僕は、その先端に恐怖を感じながら。

CATEGORY ： 未選択 確かに確かな 2008/03/30 Sun TB ： CM ： 0 △

いつかどこがで聞いた言葉
君が誇らしげに言う言葉

「星をつかもうとして泥をつかまされることはない」

ああ、それは、確かに確かなことだ


だけど君は忘れちゃいけない

今君が手に持つ何かをはなさなきゃ
のばすこともままならないこと

それがなんであっても、だ

はなすことをする勇気がないのなら


無理して星なんて、つかまないでくれ

CATEGORY ： 未選択 (no subject) 2008/03/22 Sat TB ： CM ： 0 △

そうだ、旅に出よう

大きなナップザックに、少しのお金と食べ物
お水はたっぷり、持てるだけ
日々の重さは家に捨て置き、私の笑顔が戻るまで


私は笑ってなくちゃいけない
いつかの君との約束だから
ああ、だけどもう疲れたよ
今だけだから、だからお願い

少しだけでいい、

逃げさせて




さあ、始めるよ

たったひとときだけの、わたしだけの時間を。

CATEGORY ： 未選択 (no subject) 2008/02/18 Mon TB ： CM ： 0 △

どうして生きてるんだろう
そう思ったのが9つのとき

世界が変わらないと自覚したのは7つのときで
どうして希望が持てるのか私には理解できなかった


どうしたら抜け出せるんだろう
そう思ったのが12のとき

世界が変わらないならどこか別の世界に私から出向けばいいと思い始めたのは11のときで
私でも夢みていいんだって思えたんだ


どうして死ねないんだろう
そう思ったのが14のとき

夢なんて見るな、生きてる限り別の世界になんて行けはしないって言われたのは13の時で

人の笑う小さな声が何故か頭に大きく響いた

16になって、私はやっと別の世界への扉を見つけた

生きていても希望がないなら、生きていたって仕方ないって
私が死んだらこの世界はどうなるのだろうって
そんなことを考えたのが15の時で、


私はやっと理解した
誰も、死ねないわけじゃない
でも誰も、死にたいわけじゃない
だから生きてるの、みんな、みんな


生きたくないなら、死ねばいい
そんな勇気が有るなら、の、話だけど
今までは、ただ怖かった
理解なんてしたくなくて、分かることなど何一つなかった


やっと見つけた扉には鍵も錠もかかっていなくて
やっと笑っていられる
やっとこの世界とさよならできる


それじゃ、先に待ってます。

CATEGORY ： 未選択 個室にて 2008/01/06 Sun TB ： CM ： 0 △

座っていると、外の管から白い靄が吐き出されていった
次第に窓の景色が動いていく

進めば進むほど、景色が曇って汚れていくようで、進むのをやめてみた
だけどこれじゃあいつまでたっても何も変わりはしないから、また、進んだ
進むしかないんだ、仕方ないだろ?

ストレスを押し込めるためにフィルムをくわえて、息を吸うと煙は容赦なく内まで侵入した
まずいとわかっているのに、それが気持ちよくて、やめるなんて考えられないんだ


このまま外を、内を汚しながら、けがしながら、君のもとへたどり着いたとき

君は、笑ってくれるよね?